topics 7階病棟は医療療養型病棟です

  • 戸畑けんわ通信

急性期病院で肺炎やCOVID感染など様々な疾患を治療したあと、自宅や施設に退院するには治療の継続やリハビリが必要な方が入院されています。

ほとんどの患者さんが80歳以上で、中には100歳を超えていらっしゃる方も療養されています。

当病棟では最後までその人らしく、尊厳のある医療を提供するために、医師、看護師、介護福祉士、理学・作業・言語療法士、ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師など多職種で協働して、毎日頑張っています。疑問に思うことや解決策が必要なことがあれば、多職種でカンファレンスを行って決めるようにしています。

高齢の方が多く入院されており、終末期ケアについて日々話し合っています。人間にとって生きるために欠かせない「食」。高齢の方の栄養管理は、命を守ることやQOL向上にとって重要です。入院時は経鼻経管栄養だった方が、経鼻チューブを抜去して経口から食事が摂れるようになることもあります。嚥下状態や意識の状態を細やかに観察し、患者さんが好む食べ物や形態を選び、必要カロリーを摂取できるようにしています。

自分で食べることができない方がほとんどなので、毎食10人以上の方の食事介助を安全に行っています。

嚥下機能が低下しているご高齢の患者さんは、常に誤嚥のリスクが伴いますが、”尊厳ある終末期“を軸としてカンファレンスを行い援助しています。

カンファレンスの様子

食堂での食事介助の様子

また、保清面については全身状態が不安定でお看取り時期が近付いている方へも、なるべく入浴していただくようにしています。入浴後には苦しそうな患者さんの表情が緩みます。

ご家族から「元気な頃、毎日銭湯に行くくらいお風呂が好きだったから良かった。ありがとうございます。」という言葉をいただくこともありました。

超高齢社会の中、大変なこともたくさんありますが、職員みんな毎日笑顔で頑張っています!