topics 6階病棟の取り組み
- 戸畑けんわ通信
6階病棟は障害者施設等一般病棟と呼ばれる病棟です。一般病棟の中でも、特定の慢性疾患や、重度障害を持つ患者さんの長期療養や医療を目的とした病棟です。
今回は6階病棟の取り組みの一つを紹介したいと思います。
当病棟では、身体抑制を出来るだけ減らす取り組みを進めています。
障害や、認知症のある患者さんの中には、不安や混乱などから点滴や経鼻栄養チューブ、カテーテルを自ら抜いてしまうことがあります。治療や命に影響する場合、ミトンの着用をやむを得ず行う場合もあります。
私たちは、こうした方々の思いに寄り添い、毎日カンファレンスを行なって多職種で抑制の要否を検討しています。医師へ協力や、観察体制や環境の工夫、家族との協力を通じて、身体抑制を出来るだけ減らす取り組みを続けています。
その結果毎月5~7名の抑制対象患者さんを1~2名減らすことができています。今後も患者さんがより穏やかに安心して過ごせる環境づくりを目指し、取り組みを進めていきます。

